住友商事ケミカルを選んだ理由は?
当社の面接では、志望動機や商社・化学業界の理解度を問われると予想していました。そのため、必死に想定問答集を準備して面接に挑んだのですが、実際の面接では学生時代の成功体験や失敗談を話したり、特技のイントロクイズを披露したりと、準備したものはまったく使わずに、自然体で自分の想いや考えを伝えることができました。
こうした一風変わった選考を通して、一人一人の個性にきちんと向き合ってくれる会社ではないかと思い、当社に入社することを決意しました。
今の業務内容は?
私は業務管理部で国内取引や貿易取引のリスク管理を担当しています。具体的には、取引先と締結する契約書に不備がないか精査をしたり、販売先にどれくらい掛け売りができるか、販売先の信用リスクを分析したりと、その業務は多岐にわたります。
商社としての情報収集力や物流・金融機能を発揮し、化学品の業法管理や商品の管理を行ない、日々のオペレーションを円滑に運用するためには、日々のトラブルや起きうるリスクの「事実」を判断し、その「影響」を見極め、適切な「解決」を示す力が求められます。そのため、私は基本動作として、平時から営業担当者と密なコミュニケーションを図り、取扱商品や取引先の特性を把握し、有事において想定されうるリスクを把握することを心掛けています。
大変だったことは?
大学時代は英米法・国際取引法を専攻していて、国際企業法務に携わる仕事をしたいと考えていました。担当業務のひとつである英文契約書の作成は、大学時代に培った経験を実務に活かすことができ、ビジネスの仕組みづくりに貢献している実感があります。
法務以外の会計や貿易実務に関する知識は、入社後に住友商事グループの研修を通じて習得しました。なかでも、企業がどのように資金を調達し、どの案件に投資するのが良いか、どのように投資を実行していくか、に関わるコーポレートファイナンスの分野に興味を持ち、現在でも勉強を続けています。
当社は、海外との取引も半分ほどあるため、ビジネスを取り巻く法的リスクも広範囲に及び、リスクを特定し、それらをどのようにコントロールし、利益を確保していくのか、綿密な計画・構想が重要となります。営業担当者と一緒にその計画・構想を練っていくところに仕事の醍醐味を感じています。
将来の目標は?
まずは現在の担当業務を通じて、法務や信用リスクを中心としたリスク管理の基本を習得し、実務で経験を積むことで、活きたスキルにしていきたいと考えています。
将来的には、ビジネスの最前線である営業部でトレード案件を担当したいと思っています。当社には、海外トレーニー制度という、住友商事グループの海外拠点に実務研修生として赴任できる制度があります。今のうちに英語を猛勉強して、営業部でトレード案件を担当したあとは、海外トレーニーにもチャレンジしてみたいです。