住友商事ケミカルを選んだ理由は?
学生時代は国際経営学のゼミに所属したり、アルバイトで英語の塾講師をしたりと、英語に触れる機会が多くありました。そのため、英語を活かし、海外と触れ合えるような事務系の仕事を軸に探していました。
経営学を勉強することや、塾で生徒や親御さんとコミュニケーションをとることが好きだったので、変化のある幅広い業務に対して、責任感を持ってできる仕事に携わりたいと考えていました。
この点、商社は、取引先とのコミュニケーションが不可欠で、かつ貿易用語や世界経済に密接にかかわることから、その想いを遂げられると思い、内定をもらった当社へ入社することにしました。
今の業務内容は?
私は合成樹脂部門の営業事務で、主にプリンターに使われる原料やトナーを国内や海外の販売先へ納入しています。
取り扱っている商品は化学品のため、環境や人体に対する安全性や安全保障の観点から、様々な法規制があり、これらの法規制を遵守して、注文を受け、納品しなければなりません。特に、初めて取引をする相手や初めて取り扱う化学品については、社内で定められた確認事項や直近の法改正を入念にチェックしながら、営業担当者とも相談し、法規制に沿って取引先の要望に応えられるよう取り組んでいます。
大変だったことは?
今までで一番大変だったのは、新型コロナウイルスを起因とする販売先との納期調整です。海上輸送の運行スケジュールの乱れやコンテナ不足により、販売先へ商品を予定どおり輸出することが難しくなりました。輸送手段がないからといって、当社が商品を届けられないと、販売先での製造がストップしてしまい、最終的には消費者に商品を届けられないという物不足を招いてしまいます。そのため、仕入先・販売先・物流会社等、社内外の関係者と密に連絡を取り合って、何とか輸送手段を確保し、商品を無事に納品し、販売先での製造ストップを回避することができました。この結果、販売先の方からは「船のスケジュールが見通せないなか、代替輸送手段を検討し、商品を届けてくれてありがとう」と感謝の言葉をいただいたときはとても嬉しく、苦労して良かったと、やりがいを感じました。2022年1月の今でも、納期調整を必要とする状況は続いていますが、今回の納期調整を通じて築いた関係をベースに、チームワークを発揮していきたいと思います。
将来の目標は?
近い将来、まだ携わったことのない輸入取引にチャレンジしてみたいです。貿易は輸出・輸入・三国間と大きく3つの取引形態に分かれ、それぞれの形態により、輸送リスクや注意すべき規制などフローが異なります。これら3つすべての取引を経験することで、国内はもちろん、どんな貿易取引でも、対応できるような営業オペレーション職になりたいと考えています。そして自分の経験やスキルを、これから入社する後輩たちにも教えることで、部署全体の対応力向上に役立てられたらいいなと思います。